はじめに
こんな釣りみたいなタイトルで話を展開するのは如何なものかと思いますが、ここいらで近接の強さについて語りたいと思います。と言ってもリーパーとヴァイパーの話なんだけどね。
LB
リミットブレイク。巷では呪いとされている。長い硬直、狂うスキル回し。義務。
近接が基本的には放つものだが、実はそれなりに適性というものが存在する。つまりはLBのデメリットが薄いジョブが存在する。もうちょい具体的に言うと、いわゆるバーストに対して影響が軽いジョブである。つまり忍者と竜騎士である。
侍・リーパー・ヴァイパーのバーストはどういうものか軽く確認すると、3段目で閃を付与し、可能な限りバーストタイムに雪月花をぶっ放す侍。殴って回収するゲージを消費して蓄積させたゲージを使ってバースト移行するリーパー。同じく殴ってゲージを蓄積しバースト移行するヴァイパー。どれもGCDを回し続けることが重要となる。
忍者と竜騎士はどうだろうか?忍者はコンボを完走させようと忍気が溜まるのみ。それを使ってアビリティが使える。なので極端な話、ちょっと火力が下がるが時が来れば自由にバーストが出来る。竜騎士はモード移行するっちゃするが、ジャンプ⇒ミラージュダイブ⇒ゲイルスをトリガーに移行するため、ジャンプのタイミングと重ならなければ問題ない。というかバースト中だろうと基本コンボが変わらない。つまり君たちの役目だ。モンクは回し方変わる可能性があるので、割愛。
リーパーの可能性
リーパーは私の前世である。これでも竜騎士、ではなく、これでもレイドでそれなりに火力を出した経験があるので、不満などを語る資格はあるだろう。このジョブ、とてつもない制約を抱えている。
先ずは先述した通り、バーストが殴って溜めたゲージを使用するため、最高にLB適性が低い。固定でリーパーがLBを使うことが常となっている場合、正直ヤバい。それするとバーストタイミングで二連続レムール移行するはずが、単体レムールで後半は適当に通常殴りするしかなくなるんですわ。
次にプレンティフルハーベストからのバーストでラストに使用可能となる新技、ペルフェクティオ。これが凄く厄介。一回GCDが増えるため、バーストの入りをミスると確実に二回目の〆のコムニオがバフから漏れる。バースト時間が20秒に統一されたのは追い風と言えるが、それでも辛い。あとコムニオの詠唱無くせ。
さて、ネガティブ意見が出てしまったが、悪いことばかりでもない。単純に1000超えの技が二つになったので、良い感じにクリダイが乗ると凄いことになる。シナジージョブではあるが、ピュアに匹敵する火力ともいえる。ちょうどいいジョブ。
そして君たちは気が付いているだろうか。ハルパーに追加効果が増えていることを。ソウルゲージが10増えるのだ。かつてのリーパーはハーベストムーンがあるので一回は離れても良かった。しかしそれ以降はハルパーとか言う、火力が低くゲージも回収できないゴミしかなかった。これを如何に使わないかがポイントであった。ゲージが不足して、そもそもバーストできなくなるからだ。それが、もちろん総火力は下がるが、ゲージの回収はできるためバーストが出来ない事態は回避できるようになった。7.xではターゲットサークルが小さくなるようで、遠近のメリハリが難しくなると思われるが、ある程度カバーしてくれるようになったのは有難い限りだ。
本命のヴァイパー
長々と書いたが、恐らく環境的に最強ジョブがこやつ。ヴァイパーだ。
ぶっちゃけ火力がどうだとか、シナジーがどうだとか、そんなことはどうでも良い。ここで言いたいことは「ギミックやステージに影響されることなく火力を安定させられるか」と言うことだ。何故キャスター最強火力である黒の採用率がそこまで高くないのか、何故召喚がこうも問題視されているのか。色々理由はあるが、一つ確実なことはギミックと火力の兼ね合いだろう。この考えを近接にも当てはめよう。
近接がギミックの影響を受ける、それは二点、該当ケースがある。キーワードは「側背」と「遠距離」だ。
近接における側背はコンボルートをコントロールできるジョブに分がある。リーパーと侍がそれかも知れない。侍あまり触っていないので流します…この問題はトゥルーノースとスプリントがあるので、気合で何とか出来ると思っている。実際私は気合でどうにかしている。融通が一切利かない竜騎士は終わってる。
次、遠距離だが、実はこの話こそ今回のメインに書きたかったと内容と言っても過言ではない。威力の話もするが、本実装では数値が弄られる可能性があるので、その点は注意して欲しい。
6.xのリーパーはハルパーを打つとバーストが間に合わなくなったり、侍は移動アビで剣気を消費したり、色々と制約があった。メインで触っていたリーパーとヴァイパーで話を展開するが、リーパーは離れる際に、ハーベストムーンを一度だけ使用可能である。再使用には長めの詠唱が必要だ。威力600でDPS換算すると240だ。以降はハルパー(威力300、DPS換算で120)となる。
さて、本命のヴァイパーはどうだろう。威力900(500→200→200)の遠距離攻撃が存在している。GCDが3.50(※注釈)なのでちょっと長いが、15%軽減されるため実質 2.975となり、DPS換算はおおよそ300となる。この時点でハーベストムーンより高い。調整されたとしても少なくともハルパーより弱くなることは無いだろう。で、これが40秒ごとのGCDアビリティで1付与、120秒リキャの祖霊降ろせるようになるよアビリティでも付与される。なので結構頻繁に使えるだろう。メタ的な考え方をすると「自動で溜まるリソースを溢れさせない」と言うことがFF14で火力を出すコツである。なのでこの遠距離攻撃も能動的に使う必要はあるが、それでも離れるタイミングでは毎回此方を選択できるだろう。もうお気づきだと思うが、離れなくてはならないギミックが多く、近接にストレスがかかればかかるほど、ヴァイパーが輝くことになる。
※注釈:表記上、「Recast Time = 3.50」となっているが、例えば機工士のドリルは「Recast Time = 20.00」となっている。機工士はドリル使用後、GCD2.50の待機時間が発生する。もし同じ換算ならば GCD 2.50*0.85 = 2.125 でGCDが回ってしまう為、DPS換算で450弱となる。流石にそれは無さそうだが、表記上のルールが無いため、全く違うとも言い切れない…両手攻撃一段目もリキャストタイムのみ記載されているため、こちらが勝手に3.00だと考えているが、確証ない数値でもあり、ここら辺しっかり記載して欲しいね。
環境に強いジョブ。それがヴァイパーという存在である。